ナポレオン・ヒルから学んだ、自分の目標を達成したけりゃ『船を焼け!』|藤沢篤さん
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こんにちは、ユッキー(@Yuuuuuki1986)です!
夢や目標に向かって頑張っている途中、
- なかなか結果が出ない
- 思うようにいかない
- 自分の夢をいつまで追いかけ続けていいのかわからない
- スランプで夢を諦めそうだ
なんて気持ちになったことがある人は多いのではないでしょうか。
私もそんな気持ちを経験したことがあります(むしろ、今もちょっとそれ)。
今日は、(私も含め)そんな悩みを持った人に、喝を入れてもらうべく、プロブロガーの藤沢篤さんにインタビューをさせていただきました。
今回のゲスト:藤沢篤さん
藤沢 篤(ふじさわあつし)さん
元ドコモ店員ブロガー
1987年9月10日生まれ。現在29歳の藤沢 篤さん。
高知県出身で、現在は神奈川県在住。
「iPhone愛用中ドコモ店員」としてブロガー人生をスタートし、現在は「ふじさわブログ」を運営するプロブロガー。
ふじさわブログ No Crazy,No Life
最近では、ブログだけに留まらず、電子書籍やダイエット本を出版されるなど、多方面で活躍されている。
インタビュー
藤沢さんは、17歳のときに田舎のラーメン屋でバイトをしていて、暇なときにキッチンにあった「思考は現実化する ナポレオン・ヒル」という本を読んで衝撃を受ける
「人生は、自分の力で自由に生きることができる」
それ以降、自己啓発書、ビジネス書を読み漁り、17歳から20歳までの3年間で300冊ほどの読書をし、そのころには「ビッグになる!」が口癖になっていた。
「ビックになる!」という気持ちで、20歳で上京するも、新卒で入社した会社を8ヶ月で退職。その後、21歳から25歳までの4年間にもわたる長いアルバイト生活を経て、現在のプロブロガーとして成功を手に入れる。
20歳:新卒8ヶ月で会社を退職
藤沢さん、よろしくお願いします!
お願いしまーす!
ー藤沢さんは、「ビックになる!」という気持ちを持って20歳で上京したものの、新卒で入った会社を8ヶ月で退職したということですが、その時はどんな想いで会社を辞めたのですか?
藤沢さん(以下、ふ):つまんなかったからなんだよね…。つまんないって言うか、ビックになりたいって思って東京出てきたのに、このままじゃビックになれないと思って。元々、3年は働こうと思ってて…でも、そのまま会社にいても、どんどんどんどん心が死んでいくっていうか。覇気みたいなが削られていくんだよね。で、それに耐えられなくなって辞めたってのはある。
ーなるほど…。じゃあ、辞めた時点で「ビックになりたい!」という気持ちはあって辞めたってことですか?
ふ:うん。もちろん。
藤沢篤の夢:『ビックになる!』
ーちなみに、「ビックになりたい!」っていうのは具体的にどうことか何か定義はあったのですか?
ふ:金持ちになって、有名になって、自由になって、ちょっとモテて、良いところに住む、みたいな、ぼんやりしてたかな。
ーあぁ、じゃあそういうの全部ひっくるめてビックになるということですね。
ふ:うん。当時は、テレビに出たいってのがあったんだけど、今はテレビに出てもそんなにクールじゃないなって思って。
21歳〜25歳:バイト時代
ーその後は21歳〜25歳(2009〜2013年)まで20個のバイトを経験されたということですが、どんなバイトを経験されたのか教えてください。
ふ:一番キツいのは、冷凍倉庫の中のバイトだった。−2℃の倉庫の中で荷物を引っ張ってくバイトなんだけど、鼻とかが凍ってくんだよね。
ー1日中、冷凍倉庫にいるんですか?
ふ:うん、1日中そこにいる。だからね、疲れたし、もうやだーって思ったね。結局、ドコモショップの店員ってバイトが一番よくって。それが結局、iPhoneとか格安スマホに詳しい、今の元ドコモ店員ブロガーっていうのに繋がってて、収益にも繋がってる。
『船を焼く』|ナポレオン・ヒル
ーけっこう長い間、バイト生活をされていましたが、なかなか「ビックになりたい!」という夢が叶わない中、どうやって自分のモチベーションを上げていたのか教えてください。
ふ:『船を焼く』っていう表現、俺はするんだけど。
ー船を焼く?
ふ:うん、船を焼く。ナポレオン・ヒルの本の第1章に出てくるんだけど。船がボ〜って敵の島に上陸して、この敵の島を攻め落とすぞー!ってなるんだよね。で、そのときに将軍は、島に着いた瞬間にこの船に火を付けるんだよね。
ー自分の船に?
ふ:うん、自分が乗って来た船に。だから、もう戻れないっていう状況のなか攻め込んだら、敵を倒すしかないから、兵士1人1人が燃え上がって絶対に勝てる。でも船がそのままだと、いざとなったら戻って、船に乗り込んで逃げよう!ってなっちゃうんだよね。
だから、前の話に戻るけど、俺にとっては、21歳で会社辞めた時点で船を焼いたっていうか…。
ーてことは、例えるならば、安定した会社員の生活っていうのが船?
ふ:そう。結局、伊藤忠系列のいい会社入ったんだよね。で、そのままそこで働いて、課長とか部長とかになれば、いい人生だけど。でも俺は21歳からアルバイト人生で、アルバイトって基本的に時給も上がらないし、バイトリーダーとかたかが知れてるし…。だから、アルバイトを5年・10年って続けてたら、どう考えても伊藤忠より下じゃん!
ーまぁ、そうですね。
ふ:…って思うと、「ビックになる」か「アルバイト人生」かなんだよね。「何か自分のことで成功する」か「アルバイト人生」であって、「何か自分のことで成功する」か「会社員として出世する」かだと、俺は多分、無理だったと思う。
ーう〜ん。
ふ:だから、そういう戦略をしている人は無理だよって言いたい。安定した会社で働いて、その会社で5年後ちょっと出世して、10年後もうちょっと出世するなって思いながら、土日で副業とかやってる人は、まず成功しないと俺は思う。
藤沢篤、完全に「船を焼く」
ーなるほど…。成功するには、保険かけてるようじゃダメだと?
ふ:ダメだね〜。少なくとも俺のタイプはダメ。世の中には、大丈夫な人だっているよ。安定した会社にいながら、副業で回して、副業で月収100万になったから安定した会社の出世コースを離れるって人。でも、それはけっこう稀だと思うんだよね。かなりの人は俺タイプだと思う。だから、安定したのんびりした出世コースに乗ってる人は、何か自分のことで成功しようと思っても無理。
ー船を焼かなければ?(笑)
ふ:船を焼かなければいけないのです!(笑)
ー船を焼かないといけないのか〜
ふ:だって、冷凍倉庫の荷物引っ張るバイトだって、時給900円とかで、40歳・50歳のおじさんいっぱいいるんだよね。で、俺黙ってたらここに行くわ!って思ったら家に帰って「うおおぉぉぉ!!」って燃えるよね。
ーそれでも、会社員に戻ろうみたいなはなかったんですか?だって、実際、船焼いたわけじゃないし…。
ふ:会社員に戻ろうはなかったね。結局、最初にいい会社入ったのが良かったのかもしれない。伊藤忠テクノロジーっていい会社で、それ以上はないみたいのをなんとなくだけど感じて。23歳とかで再就職して、それよりいい会社で正社員ってことは多分ないし。…そもそも21歳の時点で正社員っていう選択肢はやめてるから。自分の人生から追っ払ってるからね。
藤沢篤の名言
ー正社員に戻ろうという考えはもう全然なかった?
ふ:ないないない。そんなん負けじゃん。まぁ、勝ち負けでいうと、つまんねぇ毎日過ごすことが負けだよね。だから、もう正社員なったらつまんなくて…週5日は会社行かなくちゃいけなくてさ。正社員時代に藤沢さんのmixiにツイートされた名言があるんだよ。(笑)
mixi(ミクシィ)は、株式会社ミクシィが運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) である。
mixi - Wikipedia
ー(名言って)何ですか?
ふ:「1日の楽しみが終業時間で、1週間の楽しみが週末。1ヶ月の楽しみは給料日。1年の楽しみがボーナスと長期休暇。こんなのは誰の人生かわかんないから、やめます。」ってのがあって。
ーなんかカッコいい(笑)
ふ:あっはっはっはっは〜(爆笑)でもそうじゃん!一番楽しい時間が、仕事から解放された瞬間なんてさ。でも、今の俺は違うからさ。
暗黒時代の藤沢篤
ー長い間、夢が叶わないと、途中で諦めたくなったり、年をとるにつれて「いつまでこの生活を続けていいんだろう」とか私なら思うと思うんですけど、そんな風に思ったことはありますか?
ふ:うん、あった。23、24、25歳ぐらいは、けっこう暗黒時代だったよね。
ー暗黒時代?
ふ:その頃は、自己啓発コースを対面で売る仕事をしてたんだよね。Facebookとかmixiで会った人とかに、「こんにちは〜!」とか言って、30万円のコース売りますって言うんだけど、そんなん全然売れないし…。月〜金は働いて、土日でアポ取るけど、売れないっていう生活。
ーその暗黒時代を過ごしてる間に、「ビックになりたい!」っていう夢に期限とかはつけなかったんですか?何歳までになれないなら諦めようみたいな?
ふ:なかったね…。もう船を焼いたからさ。
今も「ビックになる!」夢の途中
ー「ビックになる!」という夢を諦めなかった藤沢さんは、2013年9月10日、26歳になる誕生日にブロガーとして独立されて、現在は月間PV数30万人を超えるふじさわブログの運営を始め、電子書籍執筆など各方面で活躍されているようですが、ご自身の「ビックになる!」という夢は達成されましたか?
ふ:全く、されてない。
ーされてない?
ふ:まぁ、ちょこちょこ達成されてるけどね。2割くらいじゃないかなぁ。
ーその2割って何が達成されました?
ふ:「時間」ってのは完全に手に入った。あと、「モテ」も手に入ったかな…けっこうモテるようになった(笑)でも「お金」は正直できてないよね…。25万くらいしか稼いでないから。好きな家に住むとか、最新のMacのパソコン買うとかできないし。本は全然売れてないけど、「本を出す」ってことは達成できた。
ーじゃあ、まだ夢の途中にいるんですね?
ふ:うん、途中だね。
藤沢篤の今後の夢
ーじゃあ、次の質問。プロブロガーとしてまだ成功途中の藤沢さんの今後の夢を教えてください。
ふ:世界一周旅行をしたいんだよね。それはもう、10月から出発しようと思ってるんだけど。
ーえっ?それは確定?
ふ:うん、気持ちの中ではほぼ確定してる。まぁ、世界一周っていうのは、おっきな一つの夢だね!
ーどのくらいの期間で行く予定なんですか?
ふ:1年とか2年とか。
ーけっこう長い期間ですね!
ふ:うん、2年くらいかけたいよね。人生最大の冒険になるだろうから。世界の全部を見たい!
「ビックになる!」ための残りの8割
ーちなみに、さっき、「ビックになる!」の2割は達成されたけど8割は達成してないって言ってたけど、今後達成したい8割っていうのはどんなことなんですか?
ふ:お金だよね!金が一番わかりやすい指標だからね。で、お金を稼いだ経験ってのは人を変えるっていうか、グッと自信を生み出すんだよね。「俺は1人でやったぜ!」っていう…。今より稼げば稼ぐほど、自分にどんどん、どんどん自信がついていく。
ー最後に、「今、夢に向かって歩いている途中だけど、なかなか到達できないでいる人」、藤沢さんで言えば暗黒時代にいる人、に向けて何かメッセージをお願いします!
ふ:『船を焼けー!』だね。以上!
インタビューを終えて
今回、藤沢さんにインタビューをさせていただいて一番印象的だったのは、やっぱり『船を焼け!』という言葉ですね。
船を焼く勇気(今回で言えば、正社員で働く働き方をやめる)って並大抵のものじゃないと思います。
でも、だからこそ長い暗黒時代で辛くて悩んだときでも、気持ちを強く持って夢を諦めずに挑戦できたんだと、藤沢さんのその覚悟がすごいなぁと思いました。
個人的には、藤沢さんのいつも明るくポジティブなところも成功の秘訣だったのではないかと考えています。
藤沢さんは、どんな辛い状況でも前だけを向いてちょっとずつでも前進を止めなった。
で、その繰り返しが、今のちょっとビックになった藤沢さんを作っているんだなぁ…と思います。
藤沢さんは、端から見ていると少年のような方です。
藤沢さんの行動や言葉からは、人生を楽しんでいるのがとても伝わってきて、きっとそれがブログや本を通して、たくさんの人に元気や勇気を与えているんだと思います。
私も藤沢さんのように、自分が思い描く自分に近づけるよう、ちょっとずつでも前進を続けていきたいと思ったインタビューになりました。
藤沢さん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!